沖縄料理の定番のゴーヤー(苦瓜)をご紹介します。
暦の上では、秋の始まり(立秋(りっしゅう))を迎える頃ですが、今年は梅雨も短く、残暑が厳しい日々が続くのではないでしょうか。
今の時期に適している食材・ゴーヤーは、体の熱を冷ます性質があり、夏バテの解消におススメの食材です。ビタミンやミネラルが豊富に含まれ、ビタミンCは、加熱してもほとんど壊れにくい特徴があります。
以下のような効果も期待でき、優秀な食材です。
1.苦味成分には、解毒作業や血糖値を下げる。
2.目の不調を改善する働きもあり、暑さによる口の渇きや目の充血にも。
3.便秘の改善、糖尿病予防、抗ガン作用にも。
今回は、わんこ用のゴーヤーチャンプルを作ってみました。
ゴーヤーチャンプルは、ゴーヤーで熱を冷まし、豆腐と豚肉で潤す、夏の薬膳ご飯として、とても理にかなったお料理です。人間用みたいに炒めるのではなく、スイカ、豆腐以外は、全て煮ています。冷たいものは、お腹の調子が崩れる原因になるので、スイカ、豆腐は、冷蔵庫から出した後、常温にしています。なるべく食材から水分を取ってほしいので、調理方法は、煮るか蒸すことをおススメしています。豚肉は、油に弱いコもいるので、赤身部分がおススメで、今回は豚ヒレ肉を使っています。
ゴーヤーの注意点は、体を冷やすので、胃腸が冷えて軟便や下痢をしているコは控えた方が良いです。飼い主さんのゴーヤーチャンプルを作る際に、わんこさん用も作ってみてはいかがでしょうか?


週刊かふう2025.08.08号に掲載
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