春の季節の食養生食材として「肝」を補う「セロリ」をご紹介します。
二十四節気(にじゅうしせっき)では、もうすぐ雨水(うすい)の時期となり、春の2番目の節気となります。
春の食養生は、冬の間にためこんだ不要なものを体の外へ排出することが大切です。
春はストレスにより自律神経のバランスが崩れやすい時期で、「肝」に負担がかかりやすい季節と言われています。
気持ちが落ち込んだりする場合には、香りのあるものをとったり、身体を動かしたりして気を巡らせる事で「肝」の働きも良くなります。
また、春は「風邪(ふうじゃ)」という病気の原因となる風の影響を受けやすく
身体の上部に症状が起こりやすく、表面部の皮膚に症状が現れやすくなります。
わんこさんの痙攣や、皮膚症状の痒みや発疹が多く起こるのもこの時期です。
セロリには、「平肝(へいかん)」という効能があり、上昇した肝の気を整える力があります。
人でいうと、頭痛、めまい、高血圧等、わんこさんでいうと、目の充血やイライラしやすいコ等におすすめです。
また、身体の余分な熱と湿気を取り、利尿作用と解毒作用もあります。
【調理方法】
セロリの筋を取らずに一緒にあげる方が良いと言われていますが、胃腸の負担にならないように細かく刻む。
火を通しすぎると効果が減ってしまうので、お腹が大丈夫なコは、湯通し程度で。
お腹が緩くなる場合には、筋を取ってあげた方が、腸管を刺激しないので、筋を取ってあげても良いです。
【注意点】
お腹が冷えている時は控えて下さい。


週刊かふう2025.02.24号に掲載
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