二十四節気(にじゅうしせっき)では、立夏(りっか)の時期となります。
二十四節気の夏の季節は6つに分けられていて、夏の季節は、立夏(りっか)、小満(しょうまん)、芒種(ぼうしゅ)、夏至(げし)、小暑(しょうしょ)、大暑(たいしょ)に分けられています。
夏は、「心(しん)」と関わりが深く、心臓や小腸の働きが活発になります。たくさんの汗をかくと、血液がドロドロになりやすく、心臓はフル稼働して一生懸命に、そのドロドロの血液を流します。そのため夏は「心」を補う食養生が良いとされます。
夏は利尿作用のあるウリ科の食材(冬瓜、きゅうり等)や、苦味のある食材(苦瓜等)、色では赤色の食材(トマト、スイカ等)がおすすめです。ご飯皿に、お水をじゃぶじゃぶに入れるのではなく、食材の水分から水分補給したり体の熱を食材で冷ましたり意識すると良いですね。基本的には、夏野菜がおススメですが、冷蔵庫から出したばかりの冷たいスイカなどは常温にしてから与えると良いですよ。冷たいものばかり食べると胃腸が冷えて夏バテの原因になります。
暦上では、夏の始まりとなりますが、沖縄では梅雨の時期になりますね。高温多湿のこの時期は、湿気による体の不調がおこりやすい時期になります。この湿気に1番影響を受けるのが、「胃腸の働き」です。胃腸の働きが弱くなると、水の巡りが悪くなり、水はけが悪くなって体に余分な水が溜まりやすくなるので「体の中の余分な水を出す」ことを意識した方が良いですよ。


週刊かふう2025.05.09号に掲載
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