愛犬と楽しむ秋の蓮根養生

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   生と加熱で性質が変わる蓮根。今回は、加熱した蓮根をご紹介します。

10月の上旬から中旬にかけて、暦の上では「寒露」という節気を迎えます。
露が冷たさを帯び始める、という意味の言葉です。
沖縄では、まだ日中は汗ばむ陽気が残るものの、朝晩の空気にはっきりと秋の気配が混じってくる時期でしょう。

蓮根は、中医学では心、肺、脾、胃という4つの臓腑に働きかける食材とされています。
心は血の巡りと精神の安定、肺は呼吸とうるおい、脾と胃は消化吸収の要です。

効能としては、まず脾の働きを強め、消化吸収の土台を整える。次に落ちてしまった食欲を、引き上げてくれる働きを指します。
そしてゆるくなった便を、落ち着かせる効能です。さらに体の中の大切なものが、必要以上に漏れ出てしまうのを防ぐような働きとイメージしてください。
最後に、特定の臓器だけでなく、五つの臓腑全体を底上げするように働くという意味です。

ここで、ひとつ知っておいていただきたいことがあります。
蓮根は、生の状態と加熱した状態とで、性質や効能が変わる食材だということです。
生の蓮根は体の熱をさます「涼性」の食材として扱われることが多く
加熱することでその性質が穏やかな「平性」に近づき、脾胃をいたわる働きが強まるとされています。
今回ご紹介した効能は、加熱した蓮根を前提としたものです。
愛犬に与える際は、生ではなく、よく火を通した状態で与えるようにしてください。
また、シュウ酸が多いので、結石等が心配な場合、お水につけてシュウ酸を抜いてあげて下さい。


週刊かふう2026.10.09日に掲載

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